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- 『1993年のミンミンゼミ』
ming ming zemi 93
3/4oz. wood 製
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ウッドのミンミンゼミは、1992年から1998年までのモデルが存在する。
(デカダンスのウッドと異なるのは相対的に四角く薄いボディと、荒削りからすべて手作業で仕上げていることである。製作数も圧倒的に少ない)
それらほぼ全てが1点ごとに形状が異なり大きさも様々(ハンドメイドの性)である。
ウエイトも、 1/2オンス 〜 1オンスに近いものまである。
その中でも最初期モデルといえる1993年製は、
四角いイメージのボディとはやや趣きが異なりベリーが丸みを帯びているのが特徴(参考画像:95model 〜 93model)
ミンミンゼミの代名詞、ノーズコーンケーブ状の凹んだフェイスもそのまま再現している。
ウエイトは 3/4オンスクラス。ウイングは無論フラットタイプ。
その『1993年のミンミンゼミ』 をモデルに30年の時を経て製作した30個 限定品。
当時の素材は木曽檜を主に使っていたが、今回の93モデルは高知の銘木『魚梁瀬杉』を使用。
浮力や耐水性に優れた木材である。パーツやディティールも可能な限り当時の姿を復刻した。
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セミのプラグが欲しくて初めて作ったのが、92年だったと記憶している。
当初は固定式の羽が付いたプラグだったが、キャスティングにやや難があって
クローラータイプの可動式の羽にしたのが、92年末だったと思う。
93年に数個のセミのプラグを作ったが、それらはすべて手元には無い(*)..と思っていた
94年に10個のセミのプラグを作り『DOWLUCK』に持っていったのがミンミンゼミの始まり。
95年に『ming ming zemi』として発売したのが、quiet funk として初めての作品。
その数は全部で34個(60個作るつもりでシリアルナンバーは 1/60〜34/60 )
後年、ming ming zemi 1995 (1/60)の現物から金型を興し『ミンミンゼミ・レプリカ』として発泡素材で商品化。
のちに仕様変更してミンミンゼミトーイとして定番化した(現在/製産休止中)
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月日は流れ、2022年末。
片付けという断捨離をしていた時のこと..
1993年のミンミンゼミ(セミのプラグ)を偶然ひとつ見つけた
2023年で ちょうど30年。これも何かの縁だと始めた製作のきっかけが半年前である...
#N
#RH
#RB
・30個 限定品(シリアルナンバー入り/左羽根元)
・イーグルクロー:L375 #2 (93年当時の定番フック)
・リグ下に鉛ウエイト(1993モデルの特徴)
・レッドガラスビーズアイ(92〜93モデルに多用していた)
・トイレットシートリグ(95年モデルに準じて)
・フラットウイング(往年の手作業ヘアライン仕様)
・テールプロテクター無し(当時の雰囲気を重視した為)
・93専用パッケージ(95年パッケージイメージで再編製作)
・手描きロゴ&サイン(ming ming zemi 93 / kenji.k / 2023)
オールハンドシェイプ & ペイント by kenji.k